
最近スパムメールが目に余るようになってきて、メーラで迷惑メールに振り分けできるとはいえ、そもそもサーバで受け取る時点で気持ち悪い。
なのでpostfixのheader_checksにルールを書いてrejectしたいところだけど、自宅サーバのOSが古くてインストールされているのはパッケージは2.10.1という年代物だったので日本語のSubjectやFromが使えなくていちいちエンコードする必要があってめちゃめんどくさい。調べてみたらかなり昔からheader_checksがUTF-8対応になっていてそのまま記述可能であるらしい。
なので https://www.postfix.org/download.html から“Postfix 3.10 stable release“をダウンロードしてきて野良ビルドしてみた。
どこか引っ掛かるかと覚悟していたが、通常の”make & sudo make install” で問題なくインストールできたみたい。
とりあえず、
/^From:.ジャックス/ REJECT
/^From:.證券/ REJECT
/^From:.三井住友カード/ REJECT
/^From:.オリコ/ REJECT
/^From:.東京ガス/ REJECT
/^From:.楽天カード/ REJECT
/^From:.visajapan/ REJECT
/^From:.Orico/ REJECT
とルールを追加してみて様子見中。
=> やはりMIMEエンコードしたヘッダだと通過してしまうみたい。日本語部分をUTF-8のMIMEにしたのを追加。nkf -MB で最初と最後が要らなさそうなんで取って、
/^From:.*44Ko44Od44K544Kr44O844O/ REJECT
/^From:.*44K444Oj44OD44Kv44K5/ REJECT
/^From:.*6Zq054mZ6Jm7/ REJECT
/^From:.*5LiJ5LqV5L2P5Y+L44Kr44O844O/ REJECT
/^From:.*44Kq44Oq44Kz/ REJECT
/^From:.*5p2x5Lqs44Ks44K5/ REJECT
/^From:.*5qW95aSp44Kr44O844OJ/ REJECT
これで様子見2。
※ 上のイラストはChatGPTの画像生成機能で書いてみてもらいました。画像生成は遅いけど注文に沿ったイメージが出しやすい印象。
(追記 4/18)
maillogをf見たら
"warning: smtpd_sasl_auth_enable is true, but SASL support is not compiled in"
のwarningが出ててSASLサポートが有効になってないらしかった。。。。 makeのオプションで有効にできるらしい。saslでcyrusを使っているので、
$ make makefiles CCARGS='-DUSE_SASL_AUTH -DUSE_CYRUS_SASL -I/usr/include/sasl' AUXLIBS='-lsasl2'
$ make
$ sudo make install
で再ビルドしてインストール。 認識できたかチェック
# postconf -a
Cyrus
dovecot
cyrusとdovecotが表示されているのでOKっぽい。
やれやれ。