
家でMac用として使用しているモニタは、Appleの純正のcinema HD という23インチのモニタである。
最初45万してたのが2003年に突然25万に爆値下げして、高嶺の花だったのがなんとか手に届きそうな価格まで落ちてきたので思わず買っちゃったという年代物である。
知っている人は知っていると思うが、昔「ダーク・エンジェル」というアメリカのドラマで、主人公のひとりが使っていた枠が透明でMac Cubeと合わせたちゃかっこいいデザインでみんなの憧れだった(ダーク・エンジェルで使われていたのは年代的に22インチモデルだと思われますがデザインはほぼ同じ)。
脱線しますけど、「ダーク・エンジェル」はあのジェームズ・キャメロンが監督してた巨額の撮影費を投じたハードSFが途中から、お互い好きなのに素直になれない二人、というベタな展開から、やっといい感じになってきたら、チューしたら死んじゃうという不思議設定を導入して分けわからないまま打ち切りになったという伝説的なドラマです。
見てた人には言わずもがなですが、未見の方は面白いので視聴の機会があればゼヒ御覧ください。
話は戻って使用しはじめてなんと14年。。。。
接続はADCという信号線、USB、電源が1本のケーブルになっているApple独自規格で、途中でAppleが止めてしまったのでMac miniではHDMI出力をADCに変換するアダプタを使ってなんとか乗り切ってたのだけど、さすがに世間では4Kも普及モードとなったきたので、えぃやっとばかり新しいのをポチってみた。
買ったのはLGの27インチの27UD68-Pという、4Kモニタのシリーズの中で中くらいのグレードの機種で、USBポートとかハードウェアキャリブレーションとかのあまり使わないような機能は省かれはいるが必要そうな機能はあるので。まあ、これで必要十分かな、という判断である。
以前のcinema 23 HDが横60cmで27UD68が61.5cmで4インチ大きくなっているがフレームが細いので実寸はほとんど同じサイズといってもいいだろう。重さは半分以下でめちゃ軽い。ほんとうは4K表示するなら32インチクラスは欲しいところであるが置き場所の関係でこれが限界。
Appleの仕様だと30pとはなるがHDMIでも4Kで表示できそうなので付属のHDMIケーブルでつなげてみたが、ディスプレイの選択肢で3840×2160がでないので、急遽ヨドバシまで走ってminiDisplayPort→DisplayPortのケーブルを買ってきてオプションキーを押しながら解像度変更でやっと3840×2160で表示できた。
最初にcinema HD displayで表示したときにデスクトップの広大さに感激したが4Kだと別次元の広さである(もっとも文字は小さくなって視認性が悪くなるので老眼にはつらい。。。かも)。
モノとしての質感は値段なりだが追加で買ったケーブル込みで6万なら満足度は高い。