土曜日の本来の目的はハイチュウでなくてこっちのほう。
どうせワシなんて陽が高くならないと飛ばないというのは判ってはいるけども現地到着は早朝すぎて真っ暗で、仮眠して待つも日の出も遅く悶々としつつ、ひたすら待つ、待つ、待つ。うーん、全然飛んでこないし。
　
9時前くらいになって同行のY氏が、『あれ、そうじゃないですか？』と広大な葦原の中の灌木の小さな黒いシルエットを指ししめした。

最近横着になってスコープを持ってきてないのではっきり言えないけど、望遠レンズ越しでみてそれっぽい。
　

　
最近のデジカメは優秀なのでとりあえず撮って背面のモニタで拡大してみる。
　

　　
おお、これはまさしく『ワシ』。
こんなとこでまったりしてたのか〜。居ることが分かるとあとは飛ぶのを待つだけなので少し気分は軽くなってきた。
さらに待つこと40分。周りをキョロキョロしだして伸びをしたり、だんだんそわそわしてきてやっと飛んだ！
　

　
飛んだ途端にハイイロチュウヒ♀にモビングされて、またすぐに木に止まってしまった・・・。
その後もそんな調子で、ちょっと飛んでは遠〜くの木に止まったりで観察距離としてはキロオーダーでちょっと不完全燃焼気味。おまけに昼過ぎたくらいには通り雨まできて昼寝するしかない状況。
　
一時間くらいでなんとか雨は上がり、雲も切れて陽も差してきたが完全にロストしていてなかなか厳しい。

そんなときふと空を見上げたら頭上を飛んでいた。
　

　
しかし焦りまくってピンぼけ、微ブレ画像ばかり。この時は比較的近かったけど、近かったのはこの時だけで、後は双眼鏡で見ても黒い点にしか見えないくらいの超上空の成層圏近くを飛翔しているんでシャッターチャンスには恵まれず、16時くらいにはまた遠くの灌木に降りてしまったので、この日のワシ観察は終了。のんびり帰途へついた。
　
写真はイマイチだったけども、久しぶりにいっぱい見れたので良かったかな。