【県  名】  航路
【場  所】  秋田→苫小牧航路
【年月日】  2003年05月17日(土)
【時  刻】  07:10−14:30
【天  候】  曇りのち晴れのち霧
【観察者】  いが、あすぴーさん
【環  境】  航路
【観察種】  

   1.オオミズナギドリ
   2.ハシボソミズナギドリ
   3.ウミウ
   4.ヒメウ
   5.アオサギ
   6.キョウジョシギ
   7.アカエリヒレアシシギ
   8.トウゾクカモメ
   9.オオセグロカモメ
  10.ウミネコ
  11.ウミスズメ
  12.ウトウ

【雑  記】

◎  その筋ではすでに今更な話だが、北の女王ことあすぴーさんが4月に秋田に引越した。
   それを記念して、秋田〜苫小牧航路に乗ってみよう!という気軽な気持ちできてみた。
   この時期の日本海航路ってどんな鳥が出るんだろー&久しぶりの東北でのんびり鳥見
   したいなーというホントに軽い気持ちだったのだが、それがこんなことになろうとは。
   神ならぬ身の我々には想像し得なかったのであった。

◎  まず目的の航路の観察だが、最初にいっとくと、少なくとも今回乗船した「あざれあ」
   は観察に不適な船であることが判明した。
   実は3階デッキはなかなか観察に良さそうな場所なのだが、ほとんどの場合は閉鎖に
   なるそうだ。
   船員によると「体感の風が15mだと3階は閉鎖しちゃうね。15mだと普通に運航
   してるだけで出ちゃうからほとんど閉鎖だねぇ。風のせいでドアに指を挟んで落とし
   ちゃった人が何人もいるからしょうがないんだよねー。4階の後部デッキはだいたい
   出られるけど。」とのことであった。
   もちろん今回も3階デッキは全面的に閉鎖。
   ちなみに、風2−3m、波1−2mというかなり凪いだ天候だった(-.-;)
   それでも「出られる」という4階の後部デッキがよければいいのだが・・・
   観察できそうなのは、手すりのついたごくごく狭いスペースで、そこは前方が見渡せ
   ない(見ようとすると乗り出すことになり風と水沫を受ける)、風が妙に巻いてる、
   後部なのでエンジンの振動を拾う(凪いでる状態でテクノスタビがぎりぎり吸収でき
   るくらい。つまり防振双眼鏡でないと観察は相当辛い)、屋根がないと、これ以上は
   ないというくらい観察には不適な状態。
   ここならむしろ船内の窓から見てた方がいいかも・・・

◎  その上、今回は鳥が少なく、日本海側ではウトウ少々、津軽海峡でハシボソミズナギ
   少々シギチ少々、太平洋に入ってアカエリヒレアシまあまあといった程度。
   苫八航路の水準で言うと「ハズレ」といった感じ・・・
   そんな中を7時から観察してるんで、さすがに14時過ぎには飽きる。
   ちょうど霧も濃くなってきたんで、船内に避難。
   じぇんじぇん外が見えないんで、しょうがなく携帯でメールのチェックなどしてると、
   あすぴーさんにウルトラ級の情報が。
   なんとアメリカイソシギ!!が今日!!北海道内!!の浦幌で見つけられたそうな。

●  アメリカイソシギといえば日本初記録だぞ!!、我々は何たる偶然か北海道に着こう
   としてる!!、これは何かの導きか!!(それとも罠!?)、浦幌までは苫小牧から
   およそ300kmか、まあ車で5時間だな、往復しても最終便なら帰れるな、明日の
   千歳からの飛行機はおお!!最終便が空いてる!!、レンタカーも手配可能!、って
   な感じで、なし崩し的にツッコミがけてーいしてしまいますた。
   いやー、自らの退路を自ら率先してタっていくのって、なんか「堕ちてく・・・」っ
   て気分がして、たまらないですね(^o^;)


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