2002年09月27日(金) ◎ 8:45のJASで羽田発で10:05高松空港着。 今年になって3度目のうどんの王国訪問だ。 空港の「さぬき」絵文字も明るく迎えてくれてるような。 ◎ 今回の旅は、初めてくにこさん同行。まあ誕生祝いやね。 ってゆか、無理やり・・・(^.^;) ◎ レンタカーを飛ばし、10:50谷川米穀店着。 データ:琴南町川東1490 第2第4日曜休 開店時刻は11時のはずなのにすでに店内はうどんをすするヒトで満員。 でも、これしかヒトが並んでないのは感動だ! 10分ほど待って、卵入りの大230円。(当然暖かいの) 細めのうどんは、どこまでも滑らかで、卵とのからまりも最高。 以前に来た時はさほど感動しなかったけど、今回はほんとに旨いと思った。 薬味のみょうががまたよくあう。 くにこさんは、冷たいのの小100円。 ◎ 11:30山越に到着。 データ:綾上町羽床上602-6 日曜休 さすがに平日なんでここもまた感動的に空いてる。 とはいえ、10人くらいは並んでるんだけどね。 山かけ冷大230円につけだしをかけまわす。 うわ!すごいぞ、今日のは。 エッジが立ってて、表面はどこまでもつるっつる。 コシもノドゴシも完璧だ。山掛けとの相性も最高。 これなら、さぬきうどんナンバーワンというヒトの気持ちも良くわかる。 今まで三度訪れて、毎回納得できないものを感じていたのはなんだっだ! いずれもも今回と同じく、ゆでたての最高の状態だったのに。 そんなに出来に差のある店という評判もないし。 ようやく山越の味がわかるレベルに自分がなったということか? そう思いつつ、くにこさんの釜玉140円を少し分けてもらう。 うーん。谷川に比べると太いせいか滑らかさがイマイチ。 卵に包まれた麺では山越のイノチであるつるつる滑らかしっこしっこが弱 いんだよね。ってゆか、釜玉にはそゆ方向性はむしろ邪魔。 つまり釜玉は谷川の方が確実に上だ。 そして気づく。今まで山越を訪れた時は最初に必ず釜玉を食べてたな。 だから、それで冷たいののうまさに気づかなかったのかも。 そうなのか、ほんとに? これを確かめるためにまた山越に来なければならなくなってしまった。 しかしそれはまたの機会となるであろう(^.^;) ◎ 12:00田村着。 データ:綾南町陶1090-3 日曜休 がもうに行くつもりだったが、途中で店の前を通ってしまっては寄らずば なるまい。ははは、我ながらばかだね、ほんとに(^.^;) 一玉130円の麺をてぼで暖め、熱いだしをかけてずるずる。 今までの二軒と一転、固い系のさぬきトラディショナルな麺に、これまた トラディショナルなイリコだし。 さぬきに来た!って感じ。でも山越で感動した身にはさほどのことはなし。 コシはあるのだが、弾力が足りないのがちょいと好みからはずれてるかな。 #誤解のないように言っとくと、すごくうまいんだけどね。 くにこさんは先を考えてパスでした。 ◎ 12:20がもう着。 データ:坂出市加茂町420-3 日曜休 3軒廻ってまだ13時前とは、さすがに平日なので効率がよい。 ぬくいの大ときつね250円。 滑らかで優しいうどんに、とんがったところのない絶妙のだし、そして大 判の柔らなか味のきつね、ベストバランスだ。 前回初めて訪れ、いきなりお気に入りベストスリーにはいったがもうだが、 今回も期待を裏切らない。 くにこさんはぬくいの小ときつね170円。くにこさんも大のお気に入りだ。 ◎ 12:40なかむら(飯山町)着。 データ:飯山町西坂元1373-3 日曜休 なんとなかむらは誰も並んでない。さすが平日だ(^.^) 冷小にげそ天で200円。ネギを刻み、生姜をおろし、ずるっと。 グミキャンディ系といわれる滑らかな弾力は健在。 一杯目は一瞬で消滅してしまう。いつもここで理性を失うんだよね。 んで、やめりゃーいいのに、改めて冷2玉200円をじっくり味わう。 あれ?おかしいな。なんかコシがイマイチなような。 元来コシで勝負する店ではないがそれにしても・・・ マイベストのなかむらなのになぁ。 すいてるから、ゆでてから時間がたって麺が死んでるのか? いや、さっき洗ってたはずだし・・・どうしたんだろう??? がもうと山越のあとだから評価が厳しいのか? そんなことないはずなんだけどな。 くにこさんは冷小とげそ天200円。 ◎ いくらなんでも10玉は飛ばしすぎか。 しかしこのままならば1日11玉の今までの記録更新は確実。 ちょっと嬉しい。・・・こんなワタシって変ですか。変ですね(^.^;) 瀬戸大橋直下の道の駅でしばし戦士の休息。 ◎ 15:00おか泉で午後の中押し(^◇^;) データ:宇多津町浜八番丁129-1 月曜休 独自サイトあり。 ぶっかけおろし400円。 かわらぬ官能的な舌触りの麺が素晴らしい。 表面は滑らか、弾力があり、伸びも素晴らしい。 ある意味、カンペキな麺かも。 だしが甘めなのがちょいとマイナスポイントかな。 なにせ、満腹なんで評価が厳しい(^.^;) 次回は生醤油を食べてみよう。 くにこさんは、冷天おろし850円。 ここに来て天ぷらが食べたいというあたり、常人ではない。 ここでようやくホテルにチェックイン。 ◎ 当然夜もうどんというわけで、20:40鶴丸着。 データ:高松市古馬場9-34 日祝休 山かけ冷700円。 白玉のようなあわあわとした麺は健在。もちろんコシはきっちりある。 山かけとの相性もいいのだが・・・ ここはダシが濃すぎるんだよね。甘いのもちょと気になる。 でも生醤油ってないんだよね。あえていえばざるかな。 麺が最高ランクなだけにちょいと残念。 やめればいいのに、いなり200円も頼む。 ここのいなりはとてもおいしいと評判なのだ。 でも、まだできたばかりだったので残念ながらイマイチ。 くにこさんはカレーうどん600円。 鶴丸のカレーうどんはうまいのだが、ちょいと重いんだよね。 くにこさんも、やめればいいのに、おでんの牛すじと焼き豆腐を。 たしかに鶴丸のおでんはおいしいけど、今は食べるべき時なのだろうか。 お前に言われたくない!って声が聞こえそう。 ◎ 続けて21:10五右衛門着。 カレーうどん600円。 いが的には、鶴丸よりも五右衛門のカレーうどんの方が好み。 よりスパイシーで、軽い感じ。レトルトっぽい味も嫌いじゃない。 麺だけだと鶴丸のほうが断然上なんだけどね。 しかし13玉目はさすがに滑らかにのどを通らなかった(^.^;) さすがにお腹がはちきれそうだ。 やっぱ、いなりとおでんは止めとけばよかったと反省しきり。 2002年09月28日(土) ◎ のんびり起きると、なんとなくお腹が空いてきたような気が。 気のせいかもしれませんけど。 昨日は超有名店を廻ったので、今日は今までいったことのない店を中心に 廻るつもりだったりする。 ◎ まずは高松市内のさか枝に9:40着。 データ:高松市番町5-2-23 日曜休 かけ150円に、ちくわ磯部揚げ80円、半熟ゆで卵天80円。 麺は固からず柔らかからず、まあ普通においしい。 クセのない優しいダシとベストマッチか。 ここは何より揚げたてのちくわ天が旨かった。 こんな店が家の近所にあったら、毎朝の朝食はここで決定だな。 くにこさんは、ぶっかけ150円にやはりちくわ天、卵天。 ぶっかけはいが的にはどうもイマイチ。麺にこだわる店じゃないもんね。 ◎ 10:00栗林駅の近くの松家(まっか)着。 データ:高松市藤塚町3-15-6 日曜休 ここは麺が太いのと細いのの二種類あるので有名なところ。 当然いがとしてはどちらも食うでしょう(^_^) まずは、太い冷たいの(そのまんまと頼む)小150円。 ・・・と、冷たいダシが見当たらない。 ので店のヒトに聞くと、無言で奥の冷蔵庫から出す。わかるかい! 見た目もきっちり太い麺は、ごちっとしたコシで、エッジしっかりだが、 それでいて表面はつるつるという素晴らしさ。 あえて言えば、彦江にエッジとさらなる滑らかさを与えたとでもいうか。 彦江では断然暖かいのが好きないがだが、ここは冷たいのもいける。 さて、追加は細いのそのまんま小150円に冷たいダシ。 細い麺でも、エッジは立ってるし、コシも充分で、滑らかさもある。 太いのに比べると一転たおやかな感じで弾力もある。 疲れ気味の胃には、冷たいのならば細い方が好みかも(^.^;) くにこさんは、細いのを暖めて、熱いダシを。 暖かくても、コシと滑らかさは健在。 ダシも、市内だけあって、穏やかなイリコだしでいい感じだとつけ加えて おこう。 ◎ 11:30前場着。 データ:綾歌町栗熊東420-2 木曜休。独自サイトあり。 一玉をてぼで暖めて、半熟卵の磯部揚げに熱いダシで250円。 ここはダシの風味が評判だが、うわさにたがわずまろやかな風味。 あとやはりウワサの半熟卵天がうまい。 他の天ぷら類もやたらとうまそうで、特にちくわの磯部揚げも食べたかっ たが、先のことも考えて諦める。 麺は穏やかなコシでまあ普通。ダシと天ぷらを邪魔しないとも言える。 癒し系のうどんかな。気に入った。ぜひ再訪したい。 くにこさんは小休止。 ◎ 11:50彦江製麺所着。 データ:坂出市横津町3-6-27 日曜休 なんと10人以上も並んでる! こんなにわかりにくい店が・・・ そいえばレンタカーの事務所にS級指定店とかでここものってたっけな。 いたた・・・・と嘆いてもしょうがない。気を取り直し・・・ 小130円をてぼで暖め、熱いダシをかけ、かき揚げ110円を。 改めて感じることだが、ここのイリコだしは相当のもの。 太い麺は相変わらずごちっとして、それでいて表面は滑らか。 やっぱ彦江は和み系だな。 くにこさんは暖かい小130円。がんばるなぁ。 ◎ 12:30讃岐の里着。 データ:宇多津町津の郷198-7 寄るつもりはなかったのだけど、彦江の後にがもうに行ったら混んでて 駐車場に入れなかったので、(やめりゃあいいのに)その穴埋め(^^;) がもうもS級指定店だ。頭痛い・・・ 気を取り直し、讃岐の里で冷かけ小200円。 表面滑らかの弾力系でしなやか。いや、これ、かなりのもんです。 ダシはまあ好き好きかな。ワタシは嫌いじゃないってくらいか。 一般的には生醤油がイチオシと思われる。 くにこさんは再び小休止。 ◎ 13:00宮武着。 データ:琴平町上櫛梨1050 水曜休 ひやひや小230円、あつあつ小230円。 わかってたけど、混んでた。ここもS級だしな。 表面はつるつるだけど、縮れた手切りの麺は弾力がなくて重い感じ。 特にひやひやはその傾向が強い。 空腹時ならオッケーだが、満腹気味には辛い重さ。 あつあつもやっぱ重いけど、若干柔らかだし、風味の良いダシのおかげ でするっと入る。 でも、やっぱ宮武に来る時は、前半戦にしといた方がお互い幸せせみたい。 ◎ 昨日の13玉の後で8玉はさすがにきつい。 満濃池をちょこっと観光し、ホテルで休む。 ◎ 夕食はモルテンさんと骨付き鳥で有名な屋島の一鶴。 モルテンさんとくにこさんはひなどり、いがはおやどり。 久しぶりにうどんと天ぷら以外のものなので、かなりうまかったりする。 ◎ 懲りずに、モルテンさんとうどん棒今里店に20:40着。 データ:高松市木太町2区1130-4 無休 ぶっかけ冷470円。 待つこと15分あまり。21時閉店だっちゅうに茹でてるとはすごいな。 期待が高まる。 出てきたものは、上に錦糸卵、刻んだきつねなどがのってる。 正直見た瞬間に萎えた・・・ しかし、細めの麺をひとすすりすると驚いた。 ものすごい伸びだ。ぐいんぐいんと粘る粘る。こりゃうまい。 ダシが、ちょいと甘めなのが惜しい。トッピングも余計。 こりゃ生醤油が良さそうだねとモルテンさんと意見が一致する。 くにこさんは、すっかり気に入ったおでんの牛すじと焼き豆腐。 今日は9玉だったので、昨日に比べれば全然楽だなぁ。 ◎ 鳥的には、シギチを期待したんだけど、休耕田には全然おらず。 くにこさんが飽きたんで、早々に引き上げて宿で胃を休めた(^.^;) 2002年09月29日(日) ◎ 今日は朝はモルテンさんと鳥見なんで、スタートは遅い。 昨日無理をしなかったこともあり、(比較的)胃が軽い。 ◎ まずは市内のあたりやに11:05着。 データ:高松市上天神507-1 金曜休 パチンコ屋の奥の店は看板がなければ気づくわけもなし。さすがの立地だ。 あつあつ小200円。 ここは山内で修行したヒトがやってて、うどんもそっくりというが・・・ あきらかに山内より太くて力強い麺。ダシは濃い目。 正直似てるところより、違うところが目立った。でも悪くないね、ここも。 ◎ 11:30久米池着。 データ:高松市新田町甲2098-1 第2第4月曜休 いがのさぬきうどんの原点はここ久米池。 ここでは当然ぶっかけ小370円を頼む。 待つ間には、牛すじと焼き豆腐のおでんだ。ここはおでんもいける! さて、数分して出てきたものは、天かす、青ネギ、おろししょうがをのせた 麺に、別添えのダシをぶっかけるスタイル。 さくさく混ぜて、わしわし食べると・・・ わーい、変わらぬ弾力と伸びる感触が素晴らしい。 いつも思うが、ここのうどんはすごっく楽しい。 たまにある求道的なおいしさを目指す店ではない。 気取ったところがなく、それでもうまい。すごいことだと思う。 あまり評価されてないのが不思議だ。 ってなわけで、感動したんで、ごぼちりぶっかけ450円を追加。 揚げ立てのごぼうとちりめんの天ぷらは、ダシをかけるとジュッと音が。 さくさくかりかりの天ぷらにもぶっかけは素敵にあう。 あえてここの難点をいうと、うどんの玉が大きいこと。 たぶん他店よりも30%以上は大きい。つまり腹にたまるんだよね(^^;) くにこさんもぶっかけ小。 ◎ 11:50こんぴらや林店着。 データ:高松市林町1481-1 チェーンのサイトもある。 なんつーことのないセルフのチェーン店なのだが、モルテンさんによると 「釜玉がうまい。あと天ぷらは揚げ立てで最高です」とのこと。 ならば寄るしかあるまい!昼時ともあって地元の客が並んでる。 釜玉ならばバランス的に二玉とゆことで釜玉大270円とげそ天80円。 中太の麺は、柔らかめだが、伸びがある。 谷川のを太くした感じといっては誉めすぎか。 確かに釜たまにあうねぇ。 天ぷらは昼時以外は頼むと揚げてくれるというスタイルだが、ちょうど昼 時なのでトレイに置いてあるもの。 そのせいかげそ天はまあ普通にうまいといったところ。 それにしても短時間に5玉を納めた胃はさすがに重い(^^;) ◎ 12:45松岡着。 データ:綾南町滝宮1722 無休みたい 宮武系第四の店と言われる松岡にも行って見ねば。 宮武系といいつつも、ひやひやとかあつあつとかがメニューにない。 かけとかぶっかけだ。 悩んだすえ冷たいかけが食べたくて「ひやかけ」と言うと通じない。 「冷たいかけ・・・」と言い直すと「ぶっかけね」となる。 んで、ぶっかけ200円だが、ぶっかけといいつつも薄いダシ。 まあつまり冷たいかけだな、こりゃ。結果オーライだ。 んで、そのぶっかけだが、太目のシコシコとした麺。 弾力系の楽しさはなくて、まじめな感じのするうどん。 うまいんだけど、6玉目という今の状況にはちょと辛いな。 ◎ さて最後に控えしは、大御所の山内13:15着。 データ:仲南町十郷大口1010 ここもS級指定店なんで、混雑は予想してたが・・・ あまりの混雑で上の駐車場に入れず、下の駐車場に止める。 徒歩で登って行列に並ぶこと20分でようやく注文できる。 まずはひやひや小200円。 ここは白天がうまいのだが、すでに売り切れてる模様(-.-;) まあしょうがない。 テーブルの生姜をおろし、ずるっとね。 表面は滑らかで、そんなに太くないのにシッコシコ。ダシもうまい。 ただ冷たいはずの麺が少し生暖かい。忙しいからなのか・・・ めげずに、次はあつあつ小200円。 やっぱダシは熱いのが最高だね。 ◎ とゆわけで、今回は20軒30玉という戦果でした。 傾向としては、さか枝とか前場の生活うどんが気に入ってきたことかな。 至上の旨さもいいけど、疲れるんですよ。 気の置けない、それでも旨いというのが好き。 あと、鳥もそうだけど、あんまり人がたくさん集中するのもいかん。 さぬきうどんは味だけじゃなくて、店ののんびりした雰囲気も大切。 後から、追いまくられたりする中ではねぇ。 まあ自分で行っといて言える筋じゃないんだけど。 今回は、平日に超有名店に行ったり、いろいろ工夫したのが良かった。 次もぜひ平日に来よう! 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