【県 名】 香川県 【場 所】 栗林公園 (高松市) 【年月日】 2001年09月24日(月) 【時 刻】 07:00−08:15 【天 候】 晴れ 【観察者】 Y嬢、いが 【環 境】 都市公園 【観察種】 1.コジュケイ 2.コチドリ 3.トウネン 4.キジバト 5.コゲラ 6.キセキレイ 7.ヒヨドリ 8.モズ 9.エナガ 10.ヤマガラ 11.シジュウカラ 12.メジロ 13.ハシボソガラス 【雑 記】 ◎ うどんの旅も今日で終わりである。朝は栗林公園で腹ごなしの散歩 だ。壮大なスケールの美しい日本庭園を歩く。うーむ、心が洗われ るようだ。申し訳程度に鳥見もする。すでにエナガを中心とした混 群を形成しているようだ。ヤマガラなどの小鳥類をのんびり見るの はいつぶりだろう。などと和んでると、そろそろお腹が減ってきた。 ◎ さて、今日は初日に混んでて行けなかった山越だ!前評判をさんざ ん聞かされてるだけに期待で爆発しそうだ。開店まもなくにも関わ らず20分ほど並ぶ。連休で混雑してるせいかおかわりは最初の注文 時にまとめないといけないとか不人情なことが書いてある。なので、 何を頼むか真剣に悩む。普通なら1杯食べて気にいれば追加なのに いくら混んでるからってこりゃないよ。しかし文句をいってもども ならないので、前評判を信用して釜玉小140円と冷かけ大180円を注 文する。つまり中村クラスを期待したわけだ。太めの麺は抜群の弾 力だ。その弾力が柔らかいところが山下などと違う。のどごしも素 晴らしい。すごくうまい。ベストバランスだ。理想のうどんという ものがあるとすればこれがそうなのかのしれない。そうなんだけど ・・・なんか楽しくない。癖というか突出したものがないような。 本当に旨いんだが。熱い麺(釜玉)と冷たい麺(冷やかけ)を両方食べ ても印象は変わらなかった。まあ、好みからはずれてるってことに しとこう。しかし、ここで3玉食べたことがいかなる事態を招くか。 それは神ならぬ身の我々には知る由もないのであった・・・ ◎ 煮え切らぬ思いを抱えて向かう先は初日に訪れた山内だ。まずY嬢 イチオシのひやひや200円を。(初日はあつあつとしょうゆうどん しか食べてない)うぉ!なんだこりゃ。ぴしっとして堅い麺がぐぃ んぐぃん粘る。初日のしょうゆうどんと同じ冷たい麺なのに・・・ ダシの違いなのだろうか、抜群に旨い。我々的には軽く山越を超え てる。やっぱここ、好きだわ。初日より断然旨く感じるということ はどーゆーことなんだろう。二日間食べつづけてきて、我々もさぬ きうどん初心者を脱して、わかってきたということなのだろうか。 先を考えるとここで終わっとくべきなんだろうが、キリギリスな二 人は無謀にも一玉づつ追加。これがあの恐ろしい不幸を呼ぼうとは 神ならぬ身の知る由もなかった・・・ワタシはあつあつとげそ天 300円を追加。熱くなって若干柔らかくなった麺は滑らかさを増し、 熱いダシに良く馴染む。シアワセだ。刹那主義って素敵だよね(^.^;) ◎ あ、キリギリスってこれじゃなんのことだかわかりませんよね。 「蟻とキリギリス」っていうお話がありましたよね。(イソップ 童話だっけか)キリギリスは夏を遊びまくってるのに蟻は働いてて、 だけど、冬になるとキリギリスは食べ物がなくなっちゃって飢え、 蟻は夏の蓄えで裕福に暮らすという話。子供の話としては最後はキ リギリスが蟻を頼って、蟻は助けてあげて仲良く暮らす、めでたし めでたしだった。(もしくは蟻はキリギリスを助けてあげなくて飢 え死にしちゃうってのかな)で、ありがちな教訓が、備えあれば憂 いなしとか、今我慢してがんばればいつかいいことあるとか。で、 ワタシってばこの話の教訓が嫌いなんですよね。キリギリスは夏を 楽しく過ごせたんだからいいじゃんって考え。楽しい夏を我慢して 冬に安楽な生活をしても嬉しいか!と思っちゃう。だって夏の楽し さは夏にしか味わえないもんだもん。それに誰しも冬を迎えられる わけではない。だったら今を楽しまないでどうするっていつも思っ ちゃう。ってわけで、ワタシはキリギリス派なんだ。体型はちょと 違うが(^.^;) それでまずいことが起こらないわけではないが、そ れはその時に精一杯がんばろうというつもりなんだよ。 ◎ さて、次はどこへ行こう?2日間の経験から午前中に食べられる玉 数は5〜6玉とわかってきた。なのにすでに5玉。今更だが山越3玉が 悔やまれる。ってゆーか、山内でお代わりするか、普通。それはと もかく中村に行くか、宮川か。熟考の末、宮川で一玉食べてひと休 みし、13時ごろ中村で2玉以上食べるという計画が満場一致で可決 した。この傲慢な計画の行く末がどうなるか、神ならぬ身の・・・ しつこい?まあ、そんなわけで宮川に行くと、店の人からもうすぐ 茹で上がるからしばらく待つ?というありがたいお言葉。もちろん! と答えしばし待ち、茹で上がったよの声とともに、どんぶりを取り いそいそと並ぶ。輝く麺をどんぶりに受け、揚げ立てのてんぷらを 恨めしげに横目で見つつ(さすがに食えん)、冷たいだしをかけ席 に座りずるっとね。う・まーい!麺の太さと滑らかさは山内に似て る。若干柔らかいが、そのために暴れ度合いが増していい感じ。す ごくうまいし、かなり良い。ダシに一癖あるが嫌いじゃない。好み 的には山内のほうが上だが、ここも捨てがたい。まったくさぬきう どんってやつは・・・。空腹ならあつあつを追加し、旨そうな三角 きつねをトッピングするところだがするところだが、中村が控えて いる今は無理。残念だ。 ◎ さすがに6玉を食べると、そのまま次へというわけにはいかず、満 濃池で一休みすることにした。あずまやのベンチに座ってほうけて ると、やはり吹き渡る風が心地よい。さすがにベンチでは寝られな いけど、ここもリゾートである。季節の良いこの時期の四国はお奨 めですぞ、みなさん!1時間半ほど時間をつぶすと少し空腹になっ てきた。中村ならば2玉以上はいけそうだ。というわけで、車を走 らす。しかーし、13時少し過ぎに着くとなにやら不穏な空気が。な んとお片づけをしてるではないか!!!・・・麺切れです(T^T) あ まりのことに頭が真っ白になる二人・・・今からあの超絶にうまい うどんをずるずる食べるはずだったのに・・・ぐすん。連休中の人 手を計算しなかった我々の大失態であった。振り返れば、失敗を誘 引する材料には事欠かない・・・反省しつつ気を取り直して蒲生に 向かうがここも麺切れ。くっそう、神はまだ我々を許さないのか。 ならば国分寺のジャンボだ!今度は開いててほっ(^.^) 釜上げ小 300円を頼む。冷たいがの好きなY嬢は冷やしうどん300円?を頼ん でる。釜揚げは時間がかかるんでやめりゃーいいのに、おでん(牛 スジと豆腐、それぞれ100円)を。牛スジは煮込みすぎで歯ごたえ なし、豆腐もイマイチ。先に来た冷やしうどんを一口もらうと・・・ か・固い・・・表面もごつごつしてるし、こりゃちょっと。どおり でY嬢が興奮してないわけだ。そうこうしてると釜揚げが出てきた。 一転釜上げの麺は腰がすばらしい。冷たいときの固さがコシに転化 してるのだ。かなり旨い。しかし、やっぱり表面が滑らかでないの で、我々の好みとはちょっと違う。好みならば冷たいのをお代わり するつもりだったが、やめとく。 ◎ これで、我々のうどん屋巡りツアーは終了です。二泊三日でのべ 15軒27食を食べ尽くした。Y嬢は21食だ。ちなみに、Y嬢はいがと 同じくらいは食べられると思ってたらしく、屈辱に身を震わせてい たらしい(^.^;) それはともかく、中村は悔やんでも悔やみきれな い失態だ。必ず再訪するぞ!それまで待ってろよ、中村! |