Gulls report  2006年1月29日
カモメの数は移動期を終えてから今シーズンで一番多かった。シロカモメの幼鳥やbarrovianus系の小型の個体が特に多く、成鳥も小型個体が目立っていた。セグロカモメも珍しく数羽見られたが、越冬してる??ワシカモメも目立っていたが、カモメは少ない。
 
 
シロカモメ L.h.pallidissimus

シロカモメはかなり見られた。でかい個体も多いが、今日は小さい個体も多かった。
 
アラスカシロカモメ L.h.barrovianus

例年通り、barrovianus系個体は幼鳥が多いが、今日は第2回冬羽、成鳥も結構見られた。やはり大きさはオオセグロカモメと同大くらいが多く、でかいシロカモメとは大分印象が異なる。

ちなみにこのサイト内では種名的にアラスカシロカモメと日本語では書いてあるが、本当はシロカモメの亜種アラスカシロカモメ(推測)が本当。
 
アラスカシロカモメ L.h.barrovianus

第2回冬羽。小型でオオセグロカモメよりやや小さい。初列風切はやや褐色みがかっていた。アイスランドカモメ亜種kumlieniとは似ているのかも知れない?けど嘴もたいして小さくなく、頭も大きめで首も長い感じ。体型的に大分違っていた。
 
オオセグロカモメ L.schistisagus

幼鳥。オオセグロカモメもまぁまぁ多かった。

とりあえず今日のオオセグロカモメ。
 
アメリカセグロカモメ L.smithsonianus

ちゃんと居着いている。背中の色は状況によってやや濃く見えることもあるが、セグロカモメと比べるとやっぱり淡かった。
 
シロカモメ×セグロカモメ pallidissimus×vegae

色合いはkumlieniに似てるけどまぁ全然違う。雑種はシロ×セグロ系が3〜4羽、ワシロ系が1羽。背中は下の雑種成鳥より普通に濃かった。
 
シロカモメ×セグロカモメ pallidissimus×vegae

前からいる個体で、たぶん昨冬も見た(見られてた)個体。でかくて背中はシロカモメと同じくらいの淡さ。初列は白色部分が大きく、黒色部分もやや灰色がからる。
 
ワシカモメ×シロカモメ? glaucescens×pallidissimus?

第2回冬羽。シロ×セグロってよりはワシロって感じだったけど、その辺は不明。どうだろうか??

 
大型カモメ雑種??

しばらくしたら来てた。最初はカナダカモメだと思っていたんだけど…??大きさはオオセグロカモメよりやや小さめで、嘴は少し太め。なんか見てるうちに全くカナダっぽくなくて、ごつくなってた。色合いも全体的に一様で良い感じに思わせられたが、よくよく見るとなんか淡すぎて逆にシロ系雑種の方があってるじゃんって感じだった。まぁ今後も注目個体。