Gulls report  2005年12月29日
全部出してるときりが無いのでぼちぼち出します。カモメの数はやっぱり多いけど、まだ漁をやっているので散らばっていたり、移動しまくってたり状態はあんまりって感じだった。ってか雪多すぎ。
 
 
オオセグロカモメ L.schistisagus

北海道でもっとも多い大型カモメはオオセグロカモメだが、ここらのオオセグロカモメは半端なく多い。この日もやばかった。

ってことで幼鳥の画像を出します。換羽状況、色彩など個体差がかなりあるので面白いと思います。翼パターンも大体わかると思います。

画像はこちらです↓↓

オオセグロカモメ幼羽・第1回冬羽
 
セグロカモメ L.vegae

道央にはもうほとんどいないけど、こっちでは冬中結構普通。毎年思うけど、やっぱり道南だった…。成鳥の初列の換羽状況はほとんどの個体はまだ完了していなかった。で、毎年たまに、ってか状況によって思うんだけど、秋の道央付近の通過群の比率と比べて、ここらのセグロ成鳥って虹彩淡色系のが多い気がする。勘違い??
 
セグロカモメ L.vegae

幼鳥はオオセグロカモメ幼鳥には全く及ばないが、個体数が多いだけあって、模様や換羽状態にはかなり個体差があって面白かった。やっぱりセグロは綺麗で面白い!
 
アメリカセグロカモメ L.smithsonianus

(たぶん)第3回冬羽。第2回冬羽、幼鳥を含めて、数個体確認した。この個体は第2回冬羽かな?って思ったけど、まぁ雨覆いにグレーの羽も出てきてるし、初列と尾羽から見て3回目だろ!?って思った。逆光ではわかりにくいけど、きれいな個体だった。
 
モンゴルカモメ L.c.mongolicus

モンゴルカモメは漁港付近に幼鳥が5羽以上はいたかな??って思う。大体白くてきれいな個体ばかりで、写真の個体のように肩羽の換羽が大体終っているのもいた。
 
モンゴルカモメ? L.c.mongolicus?

第2回冬羽。全体的に長い体型で、特に頸、嘴が長めな印象が強かった。体下面もほとんど無斑で、翼パターンも良かったが、頭の斑が多すぎる気もした。まぁ後頸に斑が集中して出てたり、斑の質がかなり細かいのは良いと思うけど。
 
シロカモメ×セグロカモメ pallidissimus×vegae

ほとんどデカシロ体型だが、初列風切に灰色の模様が見える。ちなみにシロセグロって言い切った書き方をしてるけど、この辺はただの推測です。シロ×(シロ×セグロ)とかそういうのもいろいろあると思いますが、その辺は適当です。

シロセグロ系の雑種は成鳥だけでもこの他にも何羽かいた。なんか例年よりシロカモメが結構いて、雑種も多かった。
 
ワシカモメ L.glaucescens

ワシカモメも北海道ではごく普通。とくにこっちの岩礁地帯ではほんとに数が多い。
 
なんか意味不明なところに溜まってたりもした…。とりあえず、モンゴルカモメ、アメリカセグロカモメはまぁまぁ見れたのはよかったけど、アイス、カナダはいない…。そして去年みたいな変な個体もいない。