| サンバードのパンフレット曰く、2週間で600種! これは大変だと、出発する2ヶ月以上も前に図鑑を買い込み、ケニアの1千種以上の鳥に親しむことにしました。猛勉強で何ページも続くセッカの仲間やハタオリドリの仲間の識別点を見つけようと挑戦したりしました。それでも、結局、旅行中の2週間は、毎日40種も新種の鳥が出てくるというペースで、それに追いついていくのに精一杯というザマでした(^^;) まずは簡単に行程を説明します。
さて、旅の途中での素晴らしい想い出を幾つか紹介しましょう。 大地溝帯(Rift Valley)の多くの淡水湖とかん水湖・・・なかでもナクル湖(Lake Nakuru)では何キロも遠くから、百万を越すコフラミンゴ(Lesser Flamingo)が水辺にピンクの帯となっているのが見えました。 ソリオ平原のドライブでは、1時間の間に約30羽ものヒメハイイロチュウヒ(Montagu's Harrier)が見られました。またアフリカツバメトビ(Swallow-tailed Kite)は頭上でホバリングし、優雅な姿を堪能させてくれました。 カカメガ森林の最初の朝も印象的でした。私たちが夜明けに到着すると周りは聞き慣れない鳥たちのコーラスに囲まれていました。上を見上げてうろうろしてると木の頂きに鳥が現れ、それを何とか見ようと双眼鏡をのぞいたまま後ろへ下がって・・・なんと2m下の川に落ちてしまいました。(今までもよくやりそうになってたんだけどついに!)何とか脱出できたけど、むこうずねをすりむいちゃったし、新品のライカをすっかり泥だらけにしちゃいました(-.-;) 図鑑と実物の印象が違うというとアフリカヒロハシ(African Broadbill)ですね。図鑑で見る限り特に派手な鳥ではありません。でも、森の中で見つけたヤツの、震える声とか、ぐるぐる回るディスプレイ飛行といったら・・・ケニア旅行というと真っ先に思い出す鳥です。 森の近くのロンド別荘(Rondo Retreat)での夕方も良いものでした。私たちが美しい森と庭園を抜けて辿り着くころには陽が傾き始めていて、賛美歌の練習をする聖歌隊の素晴らしい歌声が聞こえてきました。ちょうどその時、5羽のカンムリエボシドリ(Great Blue Turaco)がはるか上の樹冠部にやってきたのです。この世のものとは思えない光景でした。 ビクトリア湖もなかなかでした。50羽ほどのアフリカハサミアジサシ(African Skimmer)の群、カンムリカワセミ、ハイガシラショウビン、セネガルショウビン(Malachite,Grey-Headed and Woodland Kingfisher)等が素敵でした。さらに冬羽のクロハラアジサシとハジロクロハラアジサシがたくさんいて、両種をじっくり比較できました。 ・・・どうして今まで両種の識別は難しいなんて思っていたのでしょう? さて、マサイマラはもちろん素晴らしい場所です。ゴマバラワシ(Martial Eagle)と ダルマワシ(Bateleur)を始めとして、たくさんの猛禽類が感動的な光景を見せてくれました。なかでも思い出に残るのは、数百羽のシュバシコウ(White Stork)がまるで羊の群れのように草原で採餌していたり、それらがアフリカハゲコウ(Marabou Stork)、アオハシコウ(Abdim's Stork)と共に上昇気流をソアリングしていた様子です。 鳥から無理やり目をそらせて、哺乳類も見ました(^^;)
どこへ行っても、新顔のタイヨウチョウ類(sunbirds)、セッカ類(cisticolas)、ハタオリドリ類(weavers)を見ることが出来ました。忘れがたいのは、タイヨウチョウ類の雄たち、中でもルビーオナガタイヨウチョウ(Tacazze Sunbird)、キンバネオナガタイヨウチョウ(Golden-Winged Sunbird)とハタオドリ類の雄たちです。え?セッカ類ですか?うーん、まあ、セッカは日本でもおなじみの鳥ですから・・・(^^;) 幸運なことに殆どの鳥を完全な繁殖羽で見ることができました。乾期はクリスマス頃に終わり、その後降った大雨のおかげで、多くの種が繁殖行動に入っていたのです。特に壮観だったのはオドリホウオウ(Jackson's Widowbird)、コクホウジャク(Long-tailed Widowbird)、キサキスズメ(Straw-tailed Whydah)でした。 結局559種の鳥と50種の哺乳類を見ることができました。 |
| なお、翻訳に際しては、M@東京さん、Rhino.さん、秋葉さんの多大なるご支援をいただきました。 この場をお借りして、多謝ですm(_ _)m |